バイクでこけた 鎖骨・肋骨骨折 入院6日目 手術後の闘い

術後が大変 苦痛との闘い本番

18時に手術が終わった。ただし、辛かったのはこれからだった。おおげさだと思う方もいるかもしれないが、自分が感じたことを正直に書てみようと思う。

 

左首筋の痛み

術後麻酔が覚めてきて一番痛いところが左後ろの首筋。枕も当ていないようで滅茶苦茶痛い。生汗が出る。鎮痛剤は使っているが効かない。

ケガの後、寝ることが多かったし、左腕を動かしていなかったので凝りもあるのだろう。切ったところではなく首筋が痛くて眠れない。

いや、落ち着いて過ごすことができない。

動けないので、少し動かすなどして痛みを紛らわすこともできない。

首の後ろに手を入れたいのだが、それができないのがさらにつらい。

 

看護師さんに痛みを伝え枕の位置を変えてもらったり、氷嚢を当ててみたりしたのだが、その瞬間だけ痛みが和らいだが、すぐに痛みが始まる。ただ冷たいだけ全く効果なかった。

痛みで頭がぼーっとしてきて、気が変になりそうだった。

 

横を向けば少しは楽になるのだろうかが、それでは傷口が痛くてできない。

しかし傷口の痛みより首の痛みのほうが断然強い。痛みが我慢できる程度の横を向くことにした。

仰向け→横向き→仰向けを繰り返して痛さをしのいだ。

それでも、2回ほど、痛みで頭がほーっとして気を失いそうになった。

 

さらに辛かったこと。

動けなくトイレに行けないので局部には管が入れてある。違和感しかない。常におしっこが出そうな感じでもぞもぞしている。初めて味わう嫌な感じで違和感しかない。それに私はなれることができなかった。これもつらかった。

また、エコノミー症候群を防ぐために、足に空気圧を交互に欠ける処置がしてある。これも気になって睡眠の邪魔になった。

 

これ以上我慢できない。ナースコール・・・

これ以上我慢できない、気が狂いそうなので。ナースコール。

「看護師さんに睡眠剤を下さい」とお願いした。

しかし、まだ22時だったので「まだ早い」と言われた。「今飲んで寝ても夜中に起きてしまうと困るだろうから」ということだった。

そういうことならば、仕方がないと渋々納得。あと2時間を目標に我慢することにした。

2時間と言う目標ができたので、枕代わりにしていたバスタオルをいろんな形にして首筋にあて、痛みで気を失いそうになりながらなんとか過ごした。

2時間たっても全然眠れないので、睡眠薬をもらって飲ませてもらった。

 なんと、飲んだらすぐに眠れた。起きたのは5時30分。5時間以上眠ったことになる。この5時間は本当にありがたかった。

 

ゴールまであと少し

 起きたらまた同じようにつらい。しかし、これからはゴールが見えての戦い。

「何とかなる」と思って

「1.2.3・・・」と頭の中で数えて、どれくらい経ったかを感じてみようと思ってやったりした。あとは、ゴロンゴロンを繰り返す。

窓の外が少し明るくなってきた。今日は雨だったので日差しはないが少しづつ明るくなっていく外の景色が励みになった。

6時過ぎにい点滴などいくつかの管が外された。それで少しは楽になった。

ゴールまでもう少しだ。そしてまた、ゴロンゴロン。

やっと8時。朝食の時間。やっと終わった。これで起き上がれる。

看護師さんの「ベッドを上げますね」がゴールの知らせ。

ベッドがスーッと上がってくる。起き上がれる位置まで到達。エコノミー症候群対応の足も外された。

「うぅーーー」大きな戦いが終わった。体が楽になった。起き上がるのがこんなに気持ちいいなんてこれから一生ないと思った。

本当に良かった。

 

朝食 

朝食は、おかゆとスープと豆腐。あまり食べることはできなかったが、楽になった気持ちを確かめながらゆっくりと時間をかけて食べた。

しかし、まだ局部へ管が入れられたまま、これが抜けたら本当のゴールだ。

(午後へつづく・・・)